GUI環境が使えないターミナルでも、実はブラウザは用意できます。それがこのelinks。
使い方は、elinksコマンドにURLを引数で与えるだけです。
これでこんなふうに表示されます。
これで例えば、IP制限をしているWebサイトがちゃんと思ったとおりの挙動になっているか、新しく公開したドメインのDNSが浸透しているかどうか、などを、わざわざ別の接続環境を用意したりすることなく確認することができますね。
elinksコマンドが存在しない、と言われたらyumでインストールしましょう。
低価格大容量でナウなヤングに人気のレンタルサーバー、ロリポップ。
チカッパプランでは、SSH接続もできて便利そうなので試しに借りてみました。
レンタルサーバー会社によっては、SSH接続はできても使えるコマンドが厳しく制限されていたり、公開鍵認証が使えなかったりと、思うように使えないこともよくあります。(最近だとサーバーカウボーイがそうだった)
ロリポップは、2週間のお試し期間があるのでその点安心です。公開鍵認証もGitも使えるので、正式利用することにしました。
が、ファイルを編集してみようとすると日本語部分が文字化けします。
どうやら、サーバーのエンコーディングがEuc-JPになっているようです。
WordPressを始め、最近のWebアプリ事情はUTF-8が基本なので、ここもそれに合わせましょう。
ログインしたところ、ユーザーのホームディレクトリに、.vimrcを新しく設置します。
syntax on set nobackup set termencoding=utf-8 set encoding=utf-8 set fileencoding=utf-8 set fileencodings=iso-2022-jp,euc-jp,utf-8,ucs2le,ucs-2
これでファイルの編集、保存も問題なくできるようになりました。
以前紹介したランダムパスワードを自動生成するコマンドのテクニックでランダムパスワードが生成できます。
サーバ管理者としては、複数のユーザ向けに大量のパスワードを生成しなければいけない場面がたまにあります。
そんなとき、1件ずつ作ってコピペするのは大変ですね。端末上でfor文を回してまとめて作りましょう。
[user@myserver] $ for var in 1: 2: 3: > do > echo -n $var > mkpasswd > done 1:)H0rj1Sgx 2:9Oz8zu%gO 3:ve%5yH7xC
1行で書いて実行もできます。
[user@myserver] $ for var in 1: 2: ; do echo -n $var; mkpasswd; done 1:)H0rj1Sgx 2:9Oz8zu%gO 3:ve%5yH7xC
aliasを利用すれば、よく使うコマンドを別名として登録して、簡単に使うことができます。
よく設定されているのは、
ll
で
ls -l
(ファイル一覧をリスト形式オプションで)を呼び出すようになっているaliasですね。
現在どんなaliasが設定されているかは、aliasコマンドで確認できます。
独自のaliasを設定する
自分用のaliasを独自に設定する場合は、ホームディレクトリにある.bashrcに記述します。
例えば、viコマンドでvimを実行したい時はこんなふうに記述します。
# User specific aliases and functions alias vi ="vim"
記述して保存したら、一旦ログインし直すか、sourceコマンドで先程の.bashrcを実行することで反映されます。